✦2024年6月フォーカシング・ベーシック1コース開催報告
2024年6月16日・30日(土・日)、2日間にわたってのオンラインでのフォーカシング・ベーシック1コースが終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、まずはご自分に拍手を。
オンラインでの2日間のコース、お疲れ様でした。
オンラインには、慣れた環境から参加できる、遠方からも参加しやすいなど、メリットもある一方、デメリットもあります。画面を見続けていることでの身体の負担、視線を合わせる難しさなど生のコミュニケーションの取りにくさ、音声や電波状況の不安定さなど・・・・・・今回のコースでは、オンラインのデメリットを、参加者のみなさまとお互いに協力、工夫しながら超えていく二日間となりました。 改めて、みなさまに感謝と敬意を表します。
フォーカシング・ネットワークのベーシック1は、ご自分でフォーカシングを進めることができる、自立したフォーカサーになることが目標です。
コースの中で、堀尾トレーナーが「プロセスを『進める』」という表現に引っかかりを感じ、説明を加えた場面を覚えていらっしゃるでしょうか。(これこそまさにプチフォーカシング!とどまって表現する実例でしたね。) フォーカシングにおいては、プロセスは、積極的操作的に「進める」というよりも、自然に「進む」もの。何かをする、何かを変えるのは、ちょっとお休みして、言葉になっていない実感にとどまり、関心をむけ、認め、表現する。フォーカシング的な態度そのものを、ベーシック1で学んでいただけたら、嬉しいです。
ベーシック2は、フォーカサーがリスナーにどのように聴いてもらいたいかを教える/リスナーはフォーカサーに教えてもらう、FAT(フォーカサー・アズ・ティーチャー)を学ぶコースです。コースの最後、学びの印をつけてシェアし、それをトレーナーが伝え返しをして、内側に響かせてもう一度確認する時間に、期せずしてFATの場面が・・・そう、私、阿部がハンドルを発表したときに、伝え返ししてもらったトレーナーに 「手の動きもつけて欲しい〜」とオーダーしたのがFATになります。
すでに今回、FAT先取り!?場面やリスナーとの関係(相互作用)に話題が及んだグループもありましたが、まずは今回学んだ、ご自分が自立したフォーカサーであることが最優先。久羽トレーナーから「私たちの日常では、立ち止まって自分を感じる機会が少ない」との話がありましたが、よかったら、フォーカシングセッションや日々の暮らし、仕事の中で、立ち止まり、感じるプロセスを実践してみてください。
久羽トレーナーは、先の話に続けて「それをやっている我々は、ちょっと変わって見えるかも」と笑いました。それぞれの個性と、共通した変わりもの感をもつトレーナー3人との学びが、参加者のみなさまと、みなさまの日常に、お役にたてば幸いです。そして、これからもご縁がつながり、お目にかかれる機会がありますこと、願っています。
自分を大事にする。
自分の感じていることを大事にする。
フォーカシングワールドへ、ようこそ♪
(阿部)
備考:次回フォーカシング・ベーシック1コースの開催は2024年8/3・4(土・日)です。フォーカシング・ワークショップのご案内ページをご参照ください。