✦2024年11月フォーカシング指向傾聴ワークショップ開催報告
青空に、銀杏の黄色が美しい11月最終日の30日、フォーカシング指向傾聴ワークショップを開催いたしました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
フォーカシング・ネットワークとしては、初めての試みにして、渾身の企画。
書籍も含め、スキルや知識として、いわゆる傾聴やフォーカシングを学ぶ機会はありますが、今回は、実際に、”the person in there”を体験し、身体に落とし込み、フォーカシングと傾聴を必要とする現場の懸け橋となるような講座になればと、企画、開催いたしました。
ご参加いただいたみなさん、いかがだったでしょうか?
レクチャーの中では、フォーカシングや傾聴に関わる知識や、応答の具体例などもお伝えしました。
同時に、”the person in there”……支援者が、支援対象者(クライエント)の診断名、症状、言葉そのものに左右されることなく、その人全体、そして表出されているものに、穏やかでやわらかな興味関心をむける、つまりは、フォーカシングで大切にする態度を保つことで、2人の間に横並びの関係が出来、支援対象者(クライエント)のフォーカシングで大切にする態度を促すことが可能になるという、傾聴の本質も一緒に伝わっていたら、幸いです。
そして、支援者がフォーカシングで大切にする態度を保つには、自分自身とつながることが大切です。
最初に自分自身の心と身体を調え、自分自身の身体、内側とつながったうえで、自分を保つ、そして相手に敬意を持つ、そして、相手と出会う、という傾聴の基礎となるステップが、参加された皆様の現場で生きることを願っています。
フォーカシング指向傾聴ワークショップが、フォーカシング・ネットワークで開催する今年最後のコースとなりました。
2024年、フォーカシング・ネットワークの活動に関心をお寄せいただき、また、さまざまなコースにご参加いただき、ありがとうございました。
来年も、フォーカシングの場でご一緒できますこと楽しみにしております。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ、心も身体も穏やかに、そして豊かに、ホリデーシーズンをお過ごしになれますように。
(文責 あべ)